【初心者の勉強ログ】ドルコスト平均法ってなに?|新NISAと実体験でわかる積立の魅力

✍️ 学びログ

✅ はじめに|「いつ買うか」より「どう買い続けるか」

投資を始めたばかりの頃、誰もがぶつかるのが「買い時が分からない問題」です。

株価が上がったら「今からじゃ遅いかな」と悩み、下がったら「さらに下がるかも」と手が出せない。そんな悩みをやさしく解決してくれる考え方が、「ドルコスト平均法(定額購入法)」です。

なんとなく「リスクを減らす方法」「積立の基本」くらいには聞いたことがあるけれど、実際どういう仕組みなのか、なぜ推奨されているのか、よく分からない…という方も多いと思います。

私自身も、NISAを始めた当初はよく理解していませんでした。
でも実際に数年積み立てを続けてみて、「この仕組み、よくできてるな」と実感しています。

この記事では、初心者目線でドルコスト平均法の仕組みやメリットを解説しつつ、私自身の新NISAでの活用法や実体験も交えて紹介します。


💡 ドルコスト平均法とは?ざっくり理解するポイント

ドルコスト平均法とは、一定額を定期的に投資する方法です。

たとえば、毎月1万円ずつ投資信託を購入するとします。
市場の値動きによって、その1万円で買える口数(=投資信託の量)が変わります。

基準価額(1口あたり)購入金額購入口数(概算)
1月10,000円10,000円1口
2月5,000円10,000円2口
3月20,000円10,000円0.5口

価格が安いときは多く、価格が高いときは少なく買うことになり、平均購入単価が平準化される=リスク分散になるというのが最大の特徴です。

💰 一定額を、毎月コツコツ投資する手法

  • ドルコスト平均法とは、毎月同じ金額を投資し続ける方法です。
  • 株価が高いときは少なく、安いときは多く買うことで、平均購入単価を平準化できます。

📈 価格変動リスクをやわらげる効果がある

  • タイミングに悩まず「買い続ける」ことに集中できます。
  • 特に積立投資や長期投資に向いている手法とされ、多くのプロや制度でも採用されています。

🧑‍💼 新NISAとドルコスト平均法の相性

📊 新NISA制度の基本

項目内容
つみたて投資枠年間120万円まで(※1)
成長投資枠年間240万円まで(※2)
非課税保有限度額(全体)合計1,800万円まで(※つみたて投資枠は最大1,200万円まで含む「内数」)
  • ※1:対象は、金融庁が認めた長期・積立・分散に適した投資信託(例:eMAXIS Slimなど)
  • ※2:対象は、個別株・ETF・一部の投資信託など(つみたて対象商品も可)
  • つみたて投資枠は、金融庁指定の優良な投資信託(低コスト・長期運用向け)のみが対象。
  • ドルコスト平均法を活用しやすいのがこのつみたて投資枠です。

⏳ 長期・分散・積立が制度設計に組み込まれている

  • 新NISAでは、時間を味方にして投資することが前提の設計。
  • ドルコスト平均法はまさにそれに適した投資手法です。

🧑‍💻 筆者の実体験|私のつみたてNISA運用と投資信託

私は現在、新NISAのつみたて投資枠(月10万円)を活用して、次の4本の投資信託を積立中です。

✅ 現在の積立ファンド(毎月合計10万円)

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)

💳 楽天キャッシュの積立可能枠が拡大したタイミングで見直し

  • クレジットカード経由での積立上限が拡大され、楽天キャッシュ連携がしやすくなりました。
  • これを機に「米国と全世界、Slimと楽天」へ分散投資しています。

📈 投資信託選びのポイント

  • 運用コストが低い(信託報酬)
  • 長期的に右肩上がりが期待される指数に連動
  • 純資産総額が多く、継続性がある

📌 ドルコスト平均法のメリットと注意点

👍 メリット

  • ✅ タイミングを読まずに投資できる
  • ✅ 精神的に安定して続けられる
  • ✅ 株価下落時に多く買える(「安い時に仕込める」)

⚠️ 注意点

  • ❗ 購入価格が平均化されるだけで、必ず儲かるわけではない
  • ❗ 短期的な利益を狙う人には不向き
  • ❗ 積立額が少なすぎると、リターンも小さい

📝 まとめ|信じて続けることがいちばんの近道

ドルコスト平均法は、「安定して続ける」ことが最大の価値を生みます。

  • 暴落時に積立を止めてしまう人がいますが、この手法は“続けること”がもっとも重要です。
  • 短期の株価に惑わされず、複利の力を信じて長期的に育てる姿勢が必要です。

🧑‍💼 私の個人的スタンスとして

私は現在45歳。
60歳までの15年間で新NISAのつみたて投資枠を最大限に活用するために、月10万円ずつ積み立てています。

45歳の私がつみたてNISAの年間120万円の枠を最大限活かすなら、月10万円の積立を60歳まで15年間続けるイメージになります。もちろん生活を圧迫しない範囲での積立ですが、将来の安心のために「今」枠を使い切る意識は大切だと感じています。

同じように資産形成を考える40代の方で、銀行に余剰資金を眠らせているなら、迷っている時間がもったいないです。

生活を圧迫しない範囲で継続することを前提に、
迷うなら、今すぐできる範囲で最大限積立を始めてみてほしい」と、
同世代の方に声をかけたい気持ちです。


✅ 免責事項

本記事は特定の金融商品・投資先を推奨するものではありません。
投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。リスクを十分に理解したうえで、無理のない範囲での資産形成を心がけましょう。

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