はじめに|「どっちを選べばいいの?」と悩んだら…
つみたてNISAでよく見かける「S&P500」と「オールカントリー(全世界株式)」。
どちらを選ぶか、最初にすごく悩みました。実は今でも「どっちが正解か」は自分の中で答えが出ていません。
この記事では、私自身が**初心者目線で「何が違うのか」**を一緒に学びながら整理していきます。
🗽S&P500とは?|アメリカの代表企業に集中投資
「S&P500」とは、アメリカの代表的な上場企業500社にまとめて投資できる株価指数のことです。
Google、Apple、Amazon、Microsoftなど、世界的な企業が多く含まれています。
✅ 特徴まとめ
- アメリカ経済の成長にかける投資
- ハイテク企業が多く、近年は成績が好調
- 1国集中という意味では、リスク分散はやや少なめ
🌍オールカントリーとは?|世界中の株式に分散投資
「オールカントリー(全世界株式)」とは、日本を含む50カ国以上の株式に幅広く分散して投資する商品です。
正式には「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という指数に連動しています。
✅ 特徴まとめ
- 米国・日本・欧州・新興国などに分散
- 地域の偏りを抑えて、バランスよく世界経済に投資
- 米国比率は6~7割なので、結局はアメリカの影響も大きい
📊違いを表でざっくり比較!
比較項目 | S&P500 | オールカントリー(全世界株式) |
---|---|---|
投資対象 | アメリカ500社 | 世界中の株式(約50カ国) |
地域分散 | なし(米国集中) | あり(日本・欧州・新興国含む) |
成長期待 | 米国の成長に賭ける | 世界全体の成長に賭ける |
為替リスク | ドル円が中心 | 複数通貨(円・ドル・ユーロなど) |
過去の成績 | 好調だが波もある | 米国次第な部分も多い |
🤔結局、どっちがいいの?私の悩みと考え方
私自身は、今もどちらが正解かは断言できません。
- アメリカの成長は魅力的。でも1カ国集中で不安もある…
- 世界分散は安心感あるけど、成績が物足りないことも…
なので、私は「S&P500」と「オールカントリー」を半々で積立中です。
🏢同じ「S&P500」「オルカン」でもファンドごとに違う?
実は、同じ指数でも、商品によって中身に違いがあります。
たとえば「S&P500連動」といっても、各社から似たような商品が出ています。
✅ 違いが出る主なポイント
比較項目 | 解説 |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJアセット、楽天、SBIなど多数。運用スタイルや安定性も違う |
信託報酬(コスト) | 同じ指数でも手数料に差がある(年率0.0938%〜など) |
為替ヘッジの有無 | 「ヘッジあり/なし」で値動きが変わることも |
運用規模(純資産) | 大きいほど売買が安定しやすく、コストも抑えられやすい |
ベンチマークの細かい仕様 | 「配当込み」「除く配当」など微妙な違いもあり |
✅S&P500商品を比較してみよう
商品名 | 運用会社 | 信託報酬 | 特徴 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJアセット | 約0.0938% | 実績あり・人気No.1クラス |
楽天・プラス・S&P500インデックスファンド | 楽天投信 | 約0.05775% | 新しいけど信託報酬が最安水準 |
✅オールカントリー系ファンドも比較
商品名 | 運用会社 | 信託報酬 | 備考 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) | 三菱UFJアセット | 約0.1133% | 通称「オルカン」。王道の人気ファンド |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT) | 楽天投信 | 約0.162% | 米国ETF「VT」に間接投資。為替の影響やや大きめ |
📝まとめ|自分の考え方に合う方を選ぼう
✔ ポイントを整理すると…
- S&P500はアメリカ集中で成績◎だけど、分散性△
- オールカントリーは安心感◎だけど、爆発力はやや控えめ
- 同じ指数でも、商品によってコストや運用に差がある
- 悩んだら「両方少しずつ持つ」でもOK!
免責事項
本記事は筆者の学習ログを兼ねた内容であり、特定の投資商品を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。
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