「40代から投資を始めても遅いのでは?」
「子どもの教育費や住宅費があるのに、投資へお金を回して大丈夫?」
私も新NISAを始める前は、そんな不安を感じていました。
わが家は、40代夫婦と子ども2人の4人家族です。
これから教育費が増えていく一方で、自分たちの老後資金も準備しなければなりません。
預金だけでは将来に不安を感じるようになり、少額から積み立てられるNISAについて調べ始めました。
現在は楽天証券でNISAを利用し、つみたて投資枠を中心に投資信託を積み立てています。
この記事では、投資初心者だった私が40代からNISAを始めた理由、楽天証券を選んだ経緯、実際に選んだ投資信託、続けて感じたことを紹介します。
結論|40代からでもNISAを始める意味はある
40代からNISAを始めても、遅すぎるとは思いません。
仮に65歳まで働くとすれば、40代からでも15~20年程度の運用期間を確保できる可能性があります。
もちろん、運用期間が長ければ必ず利益が出るわけではありません。
それでも、将来のお金について考え始めた時点から、家計に無理のない金額で積み立てていく意味はあると感じています。
大切なのは、NISAの枠を急いで使い切ることではありません。
- 生活防衛資金を確保する
- 近いうちに使う教育費は預金で準備する
- 当面使う予定のないお金を長期投資へ回す
- 家計に合った金額で積み立てる
この順番を崩さないことが重要です。
NISAは投資商品ではなく非課税制度
NISAは、NISAという商品を購入する制度ではありません。
NISA口座を利用して対象となる株式や投資信託を購入すると、通常は課税される売却益や配当・分配金が非課税になる制度です。
2024年からのNISAには、次の2つの投資枠があります。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 主な対象商品 | 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 上場株式、ETF、一定の投資信託など |
| 購入方法 | 積立 | 積立・一括購入 |
| 非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
2つの枠を合わせた年間投資枠は最大360万円、非課税保有限度額は合計1,800万円です。
ただし、年間360万円は「投資しなければならない金額」ではありません。
わが家のような子育て世帯では、教育費や住宅費、突然の出費もあります。投資枠ではなく、家計の余裕を基準に積立額を決める必要があります。
NISA制度全体や始め方については、次の記事で詳しくまとめています。
私が40代からNISAを始めた理由
教育費と老後資金を同時に考える必要があった
40代になると、子どもの教育費と自分たちの老後資金が同時に気になり始めます。
教育費は比較的近い将来に必要になる一方、老後資金は長い時間をかけて準備するお金です。
すべてを預金だけで準備しようとすると負担が大きいため、近いうちに使うお金は預金で確保し、長期間使わないお金はNISAで育てることにしました。
わが家では、お金を次のように分けて考えています。
- 日常生活に使うお金
- 急な支出に備える生活防衛資金
- 数年以内に使う可能性がある教育費
- 老後など長期間使わない資産形成のお金
生活費や教育費まで無理に投資へ回さないことが、積立を続けるための前提です。
預金だけでは将来が不安だった
預金には、元本を確保しやすく、必要なときに使いやすいという大きな役割があります。
一方で、長期間使わないお金については、預金だけでなく投資信託を組み合わせる選択肢もあると考えました。
投資には元本割れの可能性がありますが、長期・積立・分散を意識し、毎月一定額を積み立てる方法であれば、私にも続けられそうだと感じました。
自動積立なら忙しくても続けやすい
会社員として働きながら、毎月相場を確認して売買のタイミングを判断するのは大変です。
投資信託の積立設定なら、一度設定すると基本的には毎月自動で購入されます。
投資判断を毎月繰り返さなくてよいため、初心者の私には自動積立が合っていました。
楽天証券を選んだ理由
私がNISA口座を開設したのは楽天証券です。
主な理由は、楽天銀行や楽天カードなど、すでに利用していたサービスと組み合わせやすかったからです。
楽天銀行と連携できる
楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジで連携すると、自動入出金を利用できます。
証券口座の残高が不足している場合でも、設定条件の範囲内で楽天銀行から資金を移動できるため、入金の手間を減らせます。
私も楽天銀行と楽天証券を連携して利用しています。
キャッシュレスで積み立てられる
楽天証券では、楽天カードや楽天ペイ残高を投資信託の積立に利用できます。
私は、つみたて投資枠の月10万円について、
- 楽天カード:月5万円
- 楽天ペイ残高:月5万円
という形で積立設定しています。
決済方法やポイント進呈条件は変更される可能性があるため、実際に設定する際は楽天証券の最新情報を確認する必要があります。
証券会社は、単純なポイント還元率だけではなく、画面の使いやすさ、取り扱い商品、入出金方法、サポートなども含めて選ぶことが大切です。
私が選んだ投資信託
私が積立対象として選んだのは、次の2本です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
いずれも、株価指数への連動を目指すインデックスファンドです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
オール・カントリー、通称オルカンは、日本を含む先進国・新興国の株式へまとめて投資する投資信託です。
1本で世界各国の株式へ分散できる点が特徴です。
「どの国が今後成長するか自分では判断できない」という初心者にも、比較的仕組みを理解しやすい商品だと感じました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な企業で構成されるS&P500指数への連動を目指す投資信託です。
米国企業の成長に期待できる一方、投資先は米国株式に集中します。
米国市場が不調な時期には、大きく値下がりする可能性もあります。
オルカンとS&P500を両方持つと米国株の比率が高くなる
以前は、
「オルカンで世界へ分散し、S&P500で米国の成長も取り込む」
と考えていました。
ただし、オルカンの中にも米国株が多く含まれています。
そのため、オルカンとS&P500を両方保有すると、単純に分散先が増えるのではなく、米国株の比率をさらに高める形になります。
この組み合わせが悪いという意味ではありません。
重要なのは、2本の中身がかなり重複していることを理解し、自分がどの地域へどの程度投資しているのかを把握することです。
両者の違いについては、こちらの記事で詳しく整理しています。
私はつみたて投資枠を優先している
現在は、つみたて投資枠の月10万円を優先しています。
つみたて投資枠の年間投資枠は120万円なので、
月10万円 × 12か月 = 年間120万円
となります。
そのうえで、生活防衛資金や教育費を確保し、さらに投資へ回せる余裕がある場合に、成長投資枠も利用しています。
私の基本的な優先順位は次のとおりです。
- 毎月の生活費を確保する
- 急な出費に備える生活防衛資金を確保する
- 近い将来に使う教育費を預金で準備する
- つみたて投資枠で積み立てる
- 余裕資金があれば成長投資枠を利用する
成長投資枠があるからといって、個別株を買ったり、年間枠をすべて使い切ったりする必要はありません。
私は成長投資枠でも、対象となる投資信託を積み立てています。
積立投資を始めて感じたこと
毎日の値動きを見なくなった
始めたばかりの頃は、評価額が下がるたびに不安になりました。
しかし、自動積立を続けるうちに、短期的な値動きを毎日確認しても仕方がないと思えるようになりました。
今では、毎日の値動きよりも、家計に無理なく積立を継続できているかを重視しています。
下落しても利益が保証されるわけではない
定額積立では、価格が安いときに多くの口数を購入し、価格が高いときには購入する口数が少なくなります。
ただし、定額積立をすれば必ず利益が出るわけではありません。
価格が長期間下落すれば元本割れする可能性がありますし、売却する時期によっては損失が出ることもあります。
「ドルコスト平均法だから安心」と考えるのではなく、投資には損失の可能性があることを理解しておく必要があります。
積立額より続けられる仕組みが重要
NISAには大きな非課税枠がありますが、無理をして家計が苦しくなれば積立を続けられません。
特に40代の子育て家庭では、教育費、住宅費、家電の買い替えなど、予定外の支出も発生します。
積立額は一度決めたら変えてはいけないものではありません。
家計が厳しいときには減額し、余裕が出たら増額するなど、生活に合わせて調整する方が長く続けやすいと感じています。
40代からNISAを始めるときの注意点
生活防衛資金を投資しない
病気、失業、家電の故障など、急な支出へ備える現金は投資と分けておきます。
投資信託は必要なときに値下がりしている可能性があるため、緊急時に使うお金には向きません。
教育費をすべて投資へ回さない
数年以内に使う予定がある教育費は、預金など値動きのない方法で確保しておくことも重要です。
使う時期が近いお金ほど、投資へ回す割合を慎重に考える必要があります。
NISAでも元本保証はない
NISAは利益が非課税になる制度であり、損失を防ぐ制度ではありません。
NISA口座で購入した投資信託や株式も値下がりする可能性があります。
また、NISA口座で発生した損失は、一般口座や特定口座の利益との損益通算ができません。
同じ商品が誰にでも適しているとは限らない
私がオルカンやS&P500を選んだからといって、すべての人に同じ組み合わせが適しているわけではありません。
年齢、収入、家族構成、保有資産、投資できる期間、価格変動への考え方によって適した商品は異なります。
商品の名称や過去の成績だけで選ばず、投資対象、信託報酬、リスクなどを確認することが大切です。
40代からNISAを始める手順
これからNISAを始める場合は、次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 毎月の収支を確認する
- 生活防衛資金を確保する
- NISAを利用する目的を決める
- 金融機関を選ぶ
- 投資信託の内容とリスクを確認する
- 無理のない積立額を設定する
- 定期的に家計と積立額を見直す
最初から月10万円を積み立てる必要はありません。
月5,000円や1万円など、家計に無理のない金額から始め、仕組みに慣れてから調整する方法もあります。
よくある質問
40代からNISAを始めても遅くありませんか?
40代からでも、退職までに一定の運用期間を確保できる可能性があります。
ただし、投資できる期間や家計状況は人によって異なります。無理にリスクを取らず、使う時期が決まっているお金と長期投資に回すお金を分けることが重要です。
つみたて投資枠は月10万円使い切るべきですか?
使い切る必要はありません。
月10万円は年間120万円の投資枠を12か月で割った上限の目安です。家計に合った金額を設定する方が大切です。
オルカンとS&P500は両方買った方がよいですか?
必ず両方買う必要はありません。
オルカンにも米国株が多く含まれているため、両方保有すると米国株の比率が高くなります。商品の中身と重複を理解したうえで判断する必要があります。
成長投資枠では個別株を買わなければいけませんか?
成長投資枠の対象となっている投資信託も購入できます。
私も、つみたて投資枠を優先したうえで、成長投資枠では対象となる投資信託を積み立てています。
まとめ|40代からでも無理なく続けることが大切
私が40代からNISAを始めた理由は、教育費と老後資金に備えながら、将来のお金を少しずつ育てたいと思ったからです。
現在は楽天証券を利用し、つみたて投資枠を中心に投資信託を積み立てています。
実際に始めて感じたポイントは、次のとおりです。
- 40代からでも長期投資を始める意味はある
- NISAの枠を無理に使い切る必要はない
- 生活防衛資金や教育費を先に確保する
- オルカンとS&P500は投資先が重複している
- 定額積立でも利益が保証されるわけではない
- 家計に合わせて積立額を調整する
- 短期的な値動きより継続できる仕組みを重視する
NISAを始めたからといって、お金の不安がすべてなくなるわけではありません。
それでも、家計を確認し、自分で投資先を調べ、将来に向けて行動を始められたことは大きな変化でした。
40代からの資産形成では、焦って大きな金額を投資するよりも、家計を守りながら長く続けることを大切にしたいと思います。
参考情報
免責事項
本記事は、2026年8月時点の公開情報と筆者個人の経験をもとに作成しています。
特定の金融商品や証券会社への投資・契約を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクがあります。
制度、商品、決済方法、ポイント進呈条件などは変更される可能性があります。実際に投資を行う場合は、金融庁、各金融機関、各商品の最新情報を確認し、ご自身の判断と責任で行ってください。


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