新NISAの成長投資枠で積立設定する方法|楽天証券でオルカン・S&P500を追加購入

💰 資産形成

新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを組み合わせた“2階建て”の非課税制度です。
建物にたとえると、1階部分(つみたて投資枠)が安定した長期投資の基盤、2階部分(成長投資枠)が幅広い商品で追加投資できる上階、というイメージになります。
この仕組みにより、年間最大360万円まで非課税で投資が可能です。

多くの方はまず「つみたて投資枠」(年間120万円)を使い切るのが基本ですが、まとまった貯蓄があり積立額を増やしたい場合は、成長投資枠(年間240万円)でも積立設定が可能です。
楽天証券なら「オルカン(全世界株式)」や「S&P500」といった人気のインデックス投信も成長投資枠で積立できます。本記事では、その方法と活用メリットを解説します。

新NISAの2つの投資枠をおさらい

新NISAは2階建ての制度として設計されています。 1階部分(つみたて投資枠)が「長期・分散投資」の基盤、2階部分(成長投資枠)が「より幅広い投資先」に対応する拡張枠です。

  • つみたて投資枠(1階部分):年間120万円(毎月10万円)、長期・分散投資向け
  • 成長投資枠(2階部分):年間240万円、投資信託・ETF・個別株など幅広く対応
  • 両方を合わせて年間360万円まで非課税で投資可能
  • 基本は「つみたて投資枠を優先」→余力があれば成長投資枠を活用

「積立はつみたて枠だけ」と思っていませんか?

多くの方は「積立=つみたて投資枠」と思い込みがちですが、実は成長投資枠でも積立設定は可能です。
つまり「オルカン」や「S&P500」のような投資信託も、つみたて投資枠に加えて成長投資枠でコツコツ購入できます。

💡 例:

  • つみたて投資枠:オルカンに毎月10万円
  • 成長投資枠:S&P500に毎月5万円

👉 合計で毎月15万円の積立が可能となり、余裕資金を効率よく活用できます。

楽天証券で成長投資枠の積立設定をする方法

楽天証券にログイン

→楽天証券の申し込みはこちら

投資信託ページの積立設定を選択する

積立注文からファンドを選択する


投資信託(オルカン・S&P500など)を選ぶ

積立設定でNISA成長投資枠を選択する

積立注文をする

楽天カードクレジット決済を選択

決済可能額が表示される。(私は5万円すでにつみたてているので、残り5万円分あることがわかる)


楽天キャッシュを選択する

楽天キャッシュの設定可能額が表示される。(私はすでに5万円分使用しているので残0円)

オプションでポイント利用ができる。


分配金コースは、再投資型を選択。


NISA成長投資枠を選択(ここで成長投資枠でつみたて設定ができる。)

楽天証券で積立できる上限金額

楽天証券では、支払い方法によって積立の上限が決まっています。

  • 楽天カード積立:毎月10万円まで(0.5%〜のポイント還元あり)
  • 楽天キャッシュ積立:毎月5万円まで(0.5%ポイント進呈)
  • 👉 合計で毎月15万円まで積立可能(楽天ポイントを貯められる最大の対象金額が15万となる。)
  • 証券口座引落し(楽天銀行マネーブリッジなど):上限なし(ただしポイント還元なし)

例えば、
– つみたて投資枠:楽天カードで10万円
– 成長投資枠:楽天キャッシュで5万円
と組み合わせれば、合計で月15万円の積立投資ができます。
さらに余裕資金があれば、証券口座引落しを利用して15万円超の積立も可能です(ポイント還元はなし)。
※マネーブリッジの詳細は別記事で解説します。

成長投資枠で積立するメリット・デメリット

メリット

  • つみたて枠を超えても同じ投信を積立できる
  • ETFや個別株など幅広い商品を選べる
  • 楽天カード積立や楽天キャッシュ積立でポイント還元
  • 証券口座引落しなら上限なしで柔軟に積立可能

デメリット

  • 投資額が増える分、リスクも拡大
  • つみたて枠に比べ、長期投資向きの商品は限定的
  • 資産配分を自分で管理する必要がある
  • 証券口座引落しではポイント還元が受けられない

おすすめの活用パターン

王道プラン

  • つみたて枠:オルカンやS&P500に毎月10万円(楽天カード積立)
  • 成長枠:高配当ETFや優待株を追加(楽天キャッシュ積立など)

強化プラン(貯蓄が多い人向け)

  • つみたて枠:オルカンに毎月10万円(楽天カード積立)
  • 成長枠:S&P500を毎月5万円(楽天キャッシュ積立)
  • 👉 合計15万円の積立が可能
  • さらに余力があれば証券口座引落しを利用し、15万円超の積立も実現可能

まとめ

新NISAは「つみたて投資枠+成長投資枠」で年間最大360万円の非課税投資が可能です。
積立はつみたて投資枠だけでなく、成長投資枠でもできるという点は意外と知られていません。

楽天証券では「楽天カード10万円+楽天キャッシュ5万円」で月15万円まで積立でき、さらに証券口座引落しを組み合わせれば上限を超えた積立も可能です(ただしポイント還元はなし)。

余裕資金を効率よく投資に回したい方にとって、成長投資枠での積立活用は有効な手段となります。
無理のない範囲で、自分に合った積立スタイルを選び、コツコツ資産形成を進めましょう。

NISAの始め方はこちら

免責事項

当ブログに掲載している情報は、個人の経験や調査に基づく内容であり、投資を勧誘・推奨するものではありません。
投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。
また、記事の内容についてはできる限り正確な情報を提供できるよう努めておりますが、最新の制度変更や状況によっては情報が古くなる場合があります。
その際はご自身で最新情報をご確認ください。

コメント