✅ 導入文
NISAやiDeCoを始めたばかりのころ、「株式」と「債券」って何が違うの?
「REITって不動産?」と、疑問に感じた方も多いのではないでしょうか。
投資信託やETFの中身を見ると、株・債券・REIT(不動産投資信託)の組み合わせで運用されているものが多くあります。
この記事では、これら3つの資産の特徴と、リスクとリターンの違い、そして初心者としての使い分け方をやさしく整理していきます。
株・債券・REITってなに?基本の特徴をおさえよう
📌 株式(株)
- 企業の「オーナー権」の一部を持つもの
- 成長企業に投資し、株価の上昇や配当金によってリターンを得る
- 値動きが大きく、リスクもリターンも高め
📍代表的な商品例:
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
📌 債券(さいけん)
- 国や企業が資金を借りるために発行する「借用証書」のようなもの
- 満期まで保有すれば、利子収入+元本返済が基本
- 値動きは小さめで、リスクもリターンも控えめ
📍代表的な組み入れファンド:
- バランス型ファンド(例:8資産均等型など)に組み込まれている
📌 REIT(不動産投資信託)
- 商業施設・オフィス・マンションなど、複数の不動産に投資する商品
- 家賃収入や物件の売却益を分配金として受け取る
- 株式と債券の中間的な値動き/インフレ耐性があるのが特徴
📍代表的なREIT指数:
- 東証REIT指数/グローバルREITインデックスなど
リスクとリターンの違いを比べてみよう
資産クラス | リスク(値動きの大きさ) | リターン(期待利益) | 主な収益 |
---|---|---|---|
株式 | 高め | 高め | 値上がり益+配当 |
債券 | 低め | 低め | 利息収入 |
REIT | 中程度 | 中程度 | 分配金+値上がり益 |
📌 初心者が見るべきポイント:
- 値動きの幅(ボラティリティ)=精神的負荷
- 安定収入か、成長性か
- 投資期間との相性(長期か短期か)
実体験:私はこう使い分けています
私は新NISAで「株式中心」の運用をしていますが、こんな考えで選んでいます:
- つみたて枠:インデックス型株式ファンド(S&P500・全世界)
- REITは非採用:値動きがやや読みにくく、優先度を下げました
- 債券は保有していませんが、考え方としては…
- 「生活防衛資金」や「現金比率」で代用している感覚です
📌 長期運用を前提にするなら、株式:債券:REIT=7:2:1 や 6:3:1といった配分モデルもあります(バランスファンドで実現可能)
目的別:どれをどう使う?
あなたの目的 | 向いている資産クラス |
---|---|
成長性を重視したい | 株式中心(インデックス型) |
安定収入が欲しい | 債券や高配当株、REIT |
分散投資したい | バランス型ファンド |
初心者のうちは、あれこれ個別に持つよりも、バランス型ファンドやインデックス投資信託で自然に分散されているものを選ぶと安心です。
まとめ|それぞれの役割を知って、ブレない運用を
- 株は「成長を取りに行く資産」
- 債券は「安定と守りの資産」
- REITは「収益とインフレ耐性を両立した資産」
これらをどう組み合わせるかは、あなたのリスク許容度や投資目的によって変わります。
「全部盛りにすればいい」という話ではなく、自分に合ったバランスを見つけることが大切です。
まずは自分が選んでいるファンドの中身を一度見てみることから、始めてみましょう!
📝 免責事項
本記事は筆者の実体験と調査に基づいて作成しています。投資判断はご自身の責任で行ってください。制度や金融商品の内容は必ず最新の公式情報をご確認ください。
コメント