はじめに
40代に差し掛かると、多くのインフラエンジニアがキャリアに悩み始めます。
✅ このまま現場で定年までやっていけるのか
✅ 技術を深めるべきか、マネジメントに進むべきか
✅ 老後や家族のために副収入は必要か
この記事では、20年以上インフラ業界に携わってきた私自身のキャリアをベースに、40代からの現実的な選択肢を整理してみたいと思います。
✅ キャリアパスの選択肢を考える
40代インフラエンジニアが取れるキャリアの方向性は、おおまかに以下の3つです👇
1. 現場スペシャリストとして技術を極める
- クラウド(AWS・Azure)
- セキュリティ(Palo Alto、FortiGate等)
- ネットワーク設計・仮想化(SDNなど)
→ 実装力・設計力・トラブルシューティング能力で高い市場価値を維持。
2. PM/PLなどのマネジメント系にシフト
- プロジェクトの進行管理
- 顧客折衝/ベンダーコントロール
- リーダー・管理職への登用
→ 組織内評価や安定収入を狙うルート。対人スキル・段取り力が重要。
3. 副業・独立の準備を進める
- ブログ・SNS・情報発信
- インフラ系講師・教材販売
- フリーランスや業務委託
→ リスクもあるが、自由度や収入の天井が高い選択肢。
✅ 資格戦略をどう考えるか
資格取得は「社内評価UP」「転職の土台」「知識の棚卸し」に有効です。
私自身、技術系+マネジメント系を両面で検討中です。
📊 技術・マネジメント系資格の比較表
資格名 | カテゴリ | 難易度 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
AWS認定(SAAなど) | クラウド系 | ★★ | 実務重視・更新制あり | クラウド案件に関わる人 |
CCNA / CCNP | ネットワーク | ★★〜★★★ | 現場志向・構築に強い | ルータ・スイッチ経験者 |
Palo Alto PCNSE | セキュリティ | ★★ | ベンダー色あり | セキュリティ機器を扱う人 |
基本情報・応用情報 | 国家資格 | ★〜★★ | ベーススキル証明 | キャリア初中級者全般 |
ネットワークスペシャリスト | 国家資格 | ★★★ | 記述あり・実務経験要 | 高度なNW知識を武器にしたい人 |
PMP | マネジメント | ★★★ | 国際資格・更新あり | PM経験者・上流志向 |
ITIL Foundation | 運用管理 | ★★ | 誰でも受けやすい | 運用設計や改善職に就く人 |
✅ キャリア棚卸しチェックリスト(40代エンジニア向け)
以下の項目をチェックして、今の自分の立ち位置や今後の方向性を把握しましょう。
技術スキル面
- サーバ・ネットワーク・クラウドの設計構築経験がある
- 特定のベンダー資格を保有している(例:AWS, Cisco)
- 運用・監視・トラブル対応の経験が豊富
- ドキュメント作成や顧客対応の場数を踏んでいる
マネジメント面
- 案件リーダーやサブリーダーの経験がある
- 顧客折衝やベンダー調整を担当したことがある
- 後輩の教育・OJTの経験がある
- プロジェクト進行管理や予算管理の実績がある
キャリア設計面
- これからも現場の技術を追求していきたい
- 将来的には管理職やPMになりたい
- 自分の時間を活かして副業や独立も視野に入れている
- 社外でも通用するスキル・資格を身に着けたい
✅ 私のこれまでのキャリア概要
2000年にインフラエンジニアとしてキャリアをスタート。
独立系Sier、銀行、エンタープライズ企業でのネットワーク構築・教育・運用を経て、現在はサーバ領域も含めたインフラ全般を担当しています。
💡 詳しいキャリア詳細は → 💼 私のこれまでのキャリア経歴
✅ これからどう備えるか|私の考え方
- クラウド(AWS)やスクリプト(Pythonなど)も徐々に習得
- 現場での技術を維持しつつ、教育・資料作成力を活かす
- 副業ブログで情報発信しながら、収益化も狙う
40代以降のキャリアは「やめるか残るか」ではなく、“どう柔軟に変化するか”が鍵だと思っています。
✅ 今後の記事予告
📝 この記事の続編として、以下のトピックを予定しています!
- 40代エンジニアの副業戦略|知見を活かした稼ぎ方
- 会社に頼らない収入の作り方|自分の武器を副業化する方法
📝 免責事項
当ブログに掲載している情報は、個人の経験に基づくものであり、転職や副業を勧誘・推奨するものではありません。制度・スキル内容については日々変動するため、正確な情報はご自身でもご確認ください。
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