楽天銀行と楽天証券を使っていると、「マネーブリッジ」というサービスを目にすることがあります。
「マネーブリッジって何?」
「設定すると金利が上がるの?」
「NISAをやっているなら設定した方がいい?」
「自動入出金(スイープ)って勝手に投資されるの?」
私も楽天銀行と楽天証券を利用していますが、最初は少し分かりにくい仕組みだと感じました。
マネーブリッジを簡単にいうと、楽天銀行と楽天証券を連携するサービスです。
設定すると普通預金の優遇金利が適用されるほか、楽天銀行と楽天証券の間で資金を自動的に移動できる「自動入出金(スイープ)」も利用できます。
特に楽天証券でNISAを利用している人にとっては、銀行から証券口座へその都度お金を移す手間を減らせる便利な仕組みです。
この記事では、マネーブリッジの仕組み、2026年8月現在の金利、自動入出金(スイープ)、メリット・注意点、設定方法まで初心者向けに解説します。
結論|楽天銀行+楽天証券を使うならマネーブリッジは設定候補
最初に結論です。
楽天銀行と楽天証券の両方を利用しているなら、マネーブリッジは設定を検討したいサービスです。
主なメリットは、
- 楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用される
- 楽天銀行と楽天証券の資金移動を自動化できる
- 自動入出金(スイープ)の手数料が無料
- NISAなどの買付時に資金移動の手間を減らせる
- 楽天銀行に残しておく金額を設定できる
といった点です。
特に、
楽天銀行にお金を置いておきながら、必要なときだけ楽天証券へ自動的に資金を移動できる
のが便利です。
ただし、マネーブリッジを設定したからといって、楽天銀行にあるお金が自動的に投資されるわけではありません。
この点は後ほど詳しく説明します。
楽天銀行のマネーブリッジとは?
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスです。
利用するには、楽天銀行と楽天証券の両方の口座が必要です。
マネーブリッジを設定すると、
普通預金の優遇金利
自動入出金(スイープ)
などのサービスを利用できます。
銀行と証券会社を別々に利用するのではなく、
楽天銀行 ⇔ 楽天証券
をつないで、お金を管理しやすくする仕組みと考えると分かりやすいです。

2026年8月現在のマネーブリッジの金利
マネーブリッジの大きなメリットのひとつが、楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されることです。
2026年8月3日から、マネーブリッジ利用者の普通預金金利は次のようになっています。
| 普通預金残高 | マネーブリッジ利用時の金利(税引前) |
|---|---|
| 1,000万円以下の部分 | 年0.48% |
| 1,000万円を超える部分 | 年0.42% |
一方、楽天銀行の通常の普通預金金利は年0.40%です。
つまり、マネーブリッジを設定すると、1,000万円以下の部分については通常金利より高い金利が適用されます。
※上記は2026年8月3日時点の金利です。預金金利は金融情勢などによって変更される可能性があります。最新の金利は楽天銀行公式サイトで確認してください。
金利0.48%だと利息はいくら?
「0.48%と言われても、実際どれくらい違うの?」
という方もいると思います。
単純計算で考えてみます。
たとえば100万円を1年間、年0.48%で預けた場合、
100万円 × 0.48% = 年4,800円(税引前)
です。
300万円なら、
300万円 × 0.48% = 年14,400円(税引前)
となります。
実際の利息には税金がかかり、残高や預入期間によっても変わるため、この金額がそのまま受け取れるわけではありません。
それでも、普段使っている普通預金口座の設定を変えることで優遇金利を受けられるのは、マネーブリッジの分かりやすいメリットです。
マネーブリッジのメリット
普通預金の金利が優遇される
まずは先ほど説明した金利です。
楽天銀行にある普通預金に優遇金利が適用されます。
投資に回す予定のないお金を銀行に置いている場合にもメリットがあります。
楽天銀行と楽天証券の資金移動を自動化できる
もうひとつ大きいのが、**自動入出金(スイープ)**です。
通常、証券会社で株や投資信託を購入するには、証券口座に買付資金を用意する必要があります。
マネーブリッジの自動入出金を設定すると、楽天証券で買付資金が不足している場合に、必要な資金を楽天銀行から自動的に移動できます。
毎回、
楽天銀行 → 楽天証券
と手動で入金する手間を減らせます。
資金移動の手数料が無料
自動入出金(スイープ)による楽天銀行と楽天証券間の資金移動には手数料がかかりません。
頻繁に資金を移動する人にとっても使いやすい仕組みです。
自動入出金(スイープ)とは?
ここはマネーブリッジで少し分かりにくいところなので、もう少し詳しく見てみます。
自動入出金(スイープ)には、大きく分けて、
楽天銀行 → 楽天証券
と、
楽天証券 → 楽天銀行
の2方向があります。
楽天証券でお金が必要なとき
楽天証券で金融商品を買うときに証券口座の資金が不足していると、必要な金額を楽天銀行から楽天証券へ自動入金します。
つまり、
「株を買いたいから、先に銀行から証券口座へ入金しておこう」
という作業を減らせます。
楽天証券にお金が余っているとき
楽天証券側の余剰資金については、原則として毎営業日夜間に楽天銀行へ自動出金されます。
そのため、使っていない資金を証券口座へ置きっぱなしにするのではなく、楽天銀行側へ戻して管理できます。
スイープを設定すると勝手に投資される?
ここは初心者の方が心配しやすいところです。
マネーブリッジや自動入出金を設定しただけで、楽天銀行のお金が勝手に株や投資信託へ投資されるわけではありません。
自動入出金は、楽天証券で買付などに必要な資金を銀行から移動する仕組みです。
つまり、
投資注文
と、
資金移動
は別です。
自動入出金を設定したからといって、楽天銀行に置いている預金が自動的にすべて投資されるわけではありません。
楽天銀行に残しておく金額を設定できる
個人的に、自動入出金を使ううえで重要だと思うのがこの機能です。
楽天銀行には、
「この金額までは銀行に残しておく」
という設定ができます。
たとえば、
楽天銀行に50万円は残しておく
と設定しておけば、その金額を考慮して自動入金を利用できます。
楽天銀行を、
- 生活費
- クレジットカードの引き落とし
- 公共料金
- 生活防衛資金
などにも利用している場合には特に重要です。
投資資金と生活に必要なお金は分けて考えた方が安心です。
※自動入出金の対象取引や設定条件については変更される場合があります。実際に利用するときは楽天証券の最新情報を確認してください。
NISAとマネーブリッジの相性がいい理由
私は楽天証券でNISAを利用しています。
NISAで積立投資を続けていると、
銀行
と
証券口座
のお金の管理をどうするかが重要になります。
マネーブリッジを設定しておけば、楽天銀行と楽天証券を連携できるため、資金管理をシンプルにできます。
特に成長投資枠で追加投資をするときなど、
楽天銀行に資金を置いておく
↓
楽天証券で買付する
↓
必要な資金を自動入金
という使い方ができます。
ただし、NISAだからといって余裕資金をすべて投資する必要はありません。
まずは生活に必要なお金や生活防衛資金を確保して、そのうえで投資に回せるお金を考えることが大切です。
生活防衛資金はいくら必要?|40代・子育て家庭の目安と我が家の180万円実例
楽天家計簿と組み合わせるとお金を把握しやすい
楽天サービスを複数利用している場合は、楽天家計簿との組み合わせも便利です。
楽天家計簿では、
- 楽天銀行
- 楽天カード
- 楽天証券
などを連携して、家計と資産をまとめて確認できます。
そのため、
楽天家計簿
↓
家計・資産全体を確認
楽天銀行
↓
預金・生活資金を管理
マネーブリッジ
↓
楽天銀行と楽天証券を連携
楽天証券
↓
NISAなどで資産形成
という流れを作れます。
私は、家計管理と投資を完全に別々に考えるのではなく、生活に必要なお金を確保したうえで余裕資金を投資へ回すという順番が大切だと思っています。
楽天家計簿とは?無料でどこまで使える?使い方・メリットを解説
マネーブリッジのデメリット・注意点
便利なマネーブリッジですが、注意点もあります。
楽天銀行と楽天証券の両方が必要
マネーブリッジは楽天銀行と楽天証券を連携するサービスなので、両方の口座が必要です。
どちらか一方だけでは利用できません。
優遇金利は固定ではない
普通預金金利は将来変更される可能性があります。
この記事で紹介している年0.48%などの金利は、2026年8月3日時点のものです。
「一度設定すれば永久にこの金利」というものではありません。
1,000万円を境に適用金利が異なる
2026年8月3日時点では、
1,000万円以下の部分:年0.48%
1,000万円を超える部分:年0.42%
となっています。
普通預金全額に0.48%が適用されるわけではない点には注意が必要です。
投資に回していいお金は自分で管理する
自動入出金は便利ですが、
生活費
近いうちに使う予定のお金
生活防衛資金
まで投資に回す必要はありません。
「銀行にいくら残すのか」を決めておくことが重要です。
マネーブリッジの設定方法
マネーブリッジは、楽天銀行または楽天証券から申し込めます。
基本的な流れは、
1.楽天銀行と楽天証券の口座を用意する
マネーブリッジを利用するには両方の口座が必要です。
2.マネーブリッジを申し込む
楽天銀行または楽天証券へログインし、マネーブリッジの申込画面から手続きを進めます。
3.自動入出金(スイープ)を設定する
必要に応じて自動入出金を設定します。
4.銀行に残しておく金額を設定する
楽天銀行を生活費などにも利用している場合は、銀行側へ残しておきたい金額も設定しておきます。
画面や設定項目は変更される場合があるため、実際の設定時には楽天銀行・楽天証券の公式画面に表示される案内を確認しながら進めてください。
マネーブリッジがおすすめな人
マネーブリッジは特に、
楽天銀行と楽天証券を両方使っている人
楽天証券でNISAを利用している人
楽天銀行の普通預金金利を少しでも有利にしたい人
銀行と証券口座の資金移動を手間なく行いたい人
に向いています。
逆に、楽天証券を利用する予定がない場合は、マネーブリッジを目的に無理に証券口座を作る必要があるかは、自分の利用目的と合わせて考えた方がよいでしょう。
よくある質問
マネーブリッジは無料ですか?
マネーブリッジの利用料は無料です。
自動入出金(スイープ)による楽天銀行と楽天証券間の資金移動も無料です。
マネーブリッジの金利はいくら?
2026年8月3日時点では、普通預金残高1,000万円以下の部分に年0.48%、1,000万円を超える部分に年0.42%の優遇金利が適用されます。
金利は変更される可能性があるため、最新情報は楽天銀行公式サイトで確認してください。
マネーブリッジを設定すると勝手に投資される?
マネーブリッジを設定しただけで、自動的に株や投資信託が購入されるわけではありません。
自動入出金は、楽天証券で必要になった資金などを楽天銀行との間で自動的に移動する仕組みです。
NISAをするならマネーブリッジは必要?
NISAを利用するためにマネーブリッジが必須というわけではありません。
ただし、楽天銀行と楽天証券を利用している場合は、資金移動を自動化できるため便利です。
楽天銀行のお金が全部楽天証券へ移動する?
自動入出金では楽天銀行に残しておく金額を設定できます。
生活費や引き落としに必要な資金を考えて設定しておくと安心です。
マネーブリッジを設定するだけで金利は優遇される?
マネーブリッジの設定が完了し、所定の条件を満たすことで優遇金利の対象となります。
適用条件や金利は変更される可能性があるため、最新条件は楽天銀行公式サイトで確認してください。
まとめ|楽天銀行と楽天証券を使うならマネーブリッジを活用
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券を連携するサービスです。
設定することで、
普通預金の優遇金利
自動入出金(スイープ)
などを利用できます。
2026年8月3日時点では、マネーブリッジ利用者の楽天銀行普通預金について、
1,000万円以下の部分:年0.48%
1,000万円を超える部分:年0.42%
の金利が設定されています。
そして私が便利だと感じるポイントは、金利だけではありません。
楽天銀行へ資金を置きながら、楽天証券で必要になったときに資金を移動できるため、
家計管理
↓
生活防衛資金の確保
↓
余裕資金をNISAへ
というお金の流れを作りやすくなります。
楽天銀行・楽天証券を利用しているなら、一度マネーブリッジの設定状況を確認してみてはいかがでしょうか。
【完全ガイド】40代から始める資産形成|NISAの基礎・始め方・楽天経済圏の活用法
免責事項
本記事の内容は、筆者の経験や調査に基づいた一般的な情報提供を目的としています。特定の金融商品・サービス・投資手法を推奨するものではありません。
投資には元本割れなどのリスクがあり、必ずしも利益を保証するものではありません。最終的な判断は、ご自身の責任にてお願いいたします。
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