楽天証券でNISAを始めるなら、ぜひ一緒に活用したいのが「楽天銀行マネーブリッジ」。 普通預金の金利が優遇され、資産形成の効率をぐっと高めてくれます。 今回は、40代から資産形成を始める私自身の実例を交えながら、そのメリットと設定方法を解説します。
マネーブリッジとは?
マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携する仕組みです。 これを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が 年0.28% にアップします(税引後年0.223%)。 また、楽天証券での自動入出金(スイープ機能)も可能になり、資金移動の手間がなくなります。

普通預金金利が0.28%にアップする仕組み
- 楽天銀行+楽天証券を連携しマネーブリッジ申し込みで適用
- 100万円預ければ年間2800円の利息(税引前)
- 大手3行の年利は0.20%でこちらよりも有利
普通預金残高 | 金利 |
---|---|
普通預金残高300万円以下の分 | 年0.28% ※税引後年0.223% |
普通預金残高300万円を超えた分 | 年0.22% ※税引後年0.175% |
「たかが0.28%」と思うかもしれませんが、現金部分の置き場としては大きな差になります。 生活防衛資金を置いておくのにもおすすめです。
自動スイープで資金移動もラクになる
マネーブリッジを設定すると「自動スイープ機能」が有効になります。
これは、楽天銀行の預金残高から楽天証券の買付余力へ資金を自動で移動させる仕組みです。
NISAの積立や株・投資信託の購入時に、証券口座に資金を移す手間がなくなります。
また、入出金時の手数料は無料です!
- 楽天証券で注文 → 不足分を自動で楽天銀行から入金
- 余った資金は自動的に楽天銀行へ戻る
- 手動で入出金する必要がなく、入金忘れを防げる
- 決算時の配当金も楽天銀行に自動スイープされる
私は実際にNISA積立のバックアップとして活用しています。 楽天カードや楽天キャッシュでの積立が中心ですが、突発的に追加投資をしたいときに、 「証券口座に残高がなくても自動で補充される」のは大きな安心感につながります。
NISAとの組み合わせメリット
- 楽天証券の買付余力に自動スイープされるので、NISAの積立資金が不足する心配がない
- 余った資金は楽天銀行に戻り、金利優遇を受けられる
- 楽天経済圏のサービス連携(ハッピープログラム)でポイントも貯まる
私は毎月、楽天カードと楽天キャッシュでNISA積立をしていますが、 そのバックアップとして楽天銀行に資金を置くことで「引き落とし失敗ゼロ」で安心です。
実際の設定手順
- 楽天銀行の口座を開設する
- 楽天証券の口座を開設する
- 楽天証券にログイン → 「マネーブリッジ設定」メニューを選ぶ
- 楽天銀行のIDとパスワードを入力して連携
- 自動入出金(スイープ)を「ON」に設定する
これで設定完了です。翌営業日から金利優遇と自動スイープが有効になります。 設定自体は5分程度で完了するので、口座開設と同時にやってしまうのがおすすめです。
注意点
- 楽天銀行と楽天証券の両方の口座開設が必要
- 金利は300万円まで0.28%、300万以上の0.22%の優遇
- 楽天銀行のシステムメンテナンス時は即時入金できない場合がある
まとめ|楽天銀行はNISAの“影の主役”
楽天証券でNISAを始めるなら、楽天銀行のマネーブリッジは必須級のサービスです。 金利優遇だけでなく、入出金の自動化・楽天ポイントの獲得などメリットが多く、 「楽天経済圏でNISAを運用するベストプラクティス」のひとつです。
👉 これからNISAを始める方は、証券口座と一緒に楽天銀行も準備しておきましょう。
免責事項
本記事は筆者の実体験をもとに情報提供を目的として作成しています。 投資判断はご自身の責任で行ってください。金融商品やサービスの条件は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
コメント